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お子様への薬の与え方
粉ぐすり
幼児の場合には、普段好きな飲み物やゼリー、ヨーグルト、ココア、チョコレートクリームなどに混ぜて与える方法もあります。アイスクリームは意外と冷たい舌触りが薬本来の味を消してくれます。いずれも少量に混ぜるのがコツです。
なお、他に水ぐすりが出ていた場合には、それに一回分ずつ混ぜて与えても結構です。
水ぐすり
幼児の場合、一回分を一度に全部口に入れず、少量ずつスプーンやスポイトで流し込み、口直しに水やミルクなどを与えます。
この際、むせないように気をつけてください。
座薬
薬の挿入回数、挿入時間については医師の指示どおりに正しく使用してください。
1座薬の切り方
図のように、包装の上からナイフ、はさみ等で切断してください。
2座薬のしかた
ティッシュペーパーなどで座薬をつまみ、とがった方から肛門内に挿入してください。先端をしばらく肛門に当てていると、体温で溶けはじめ挿入が容易になります。また、座薬の先に水をつけても挿入しやすくなります。
- 座薬に関しての注意事項
- 15℃以下(なるべく冷蔵庫)で保管してください。
- できるだけ、排便後に挿入してください。
- 飲み込んだり、口の中にいれたりしないよう注意してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
お薬を与える際の注意事項
- 粉ぐすりや水ぐすりは、飲みやすくするために砂糖やジュースを加えても良いのですが、特に下痢を起こしている時は避けて下さい。
- ミルクに混ぜて与えると、ミルク全体の味が変わってしまい、ミルク嫌いの原因になったり、飲み残すことになるので避けましょう。
- 4~5歳からは、なぜ薬を飲まなければいけないかを理解させることも必要です。
- 授乳後では、満腹で飲まない時がありますので医師と相談し、空腹時か食前に飲ませても結構です。