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薬と健康のトピックス
vol.66 令和2年 調剤報酬改訂について
令和2年4月1日、調剤報酬改定がありました。
今回はその中から一部抜粋して取り上げたいと思います。
- 調剤基本料
- 様々な算定条件があり、薬局によって点数は異なります。(9~42点)
今回の改訂によって大きく変更があった点は、複数の医療機関から交付された処方せんを同時に受けた場合に2枚目以降の基本料が80/100になるという点です。
当薬局の場合今までは21点×2の42点でしたが、21点+17点の38点となります。 - 調剤料
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処方日数 2018年4月改正(旧) 2020年4月改正後 1~7日 1日ごと5点 28点 8~14日 1日ごと4点 55点 15~21日 67点 64点 22~30日 78点 77点 31日以上 86点 86点 今回の改訂によって31日以上の点数以外が変更になりました。
- 薬剤服用歴管理指導料
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薬剤服用管理指導料1(手帳あり):41点→43点
薬剤服用管理指導料2(手帳なし):53点→57点
に変更になりました。手帳を持参しない場合3割負担で40円高くなってしまいます。
金額に差がある事もありますが、お薬手帳は医師・薬剤師の間で情報を共有する
大切なものになります。忘れずに提示をお願い致します。 - 吸入薬指導加算
-
今回の改訂から新設された加算となります。
喘息または慢性閉塞性肺疾患の患者であり、
患者や家族または保険医療機関からの求めがあった場合、文書及び練習吸入器を用いた
指導を行うことによって3ヶ月に1回(30点)が算定可能になりました。
他にもいくつか変更になった点があります。
ご不明な点等ございましたらお問い合わせ下さい。