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薬と健康のトピックス

vol.63 風疹

目次
01.風疹とは
02.感染経路について
03.主な症状
04.風疹の治療
05.先天性風疹症候群とは
06.風疹の予防

1風疹とは

ウイルス性の感染症で発疹などの症状を引き起こします。一般的に春から夏ごろにかけて流行がピークになります。
まれに重い合併症にかかったり、妊娠中に感染すると赤ちゃんに先天性の障害が発症したりする恐れがあります。

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2感染経路について

風疹の感染経路は飛沫感染が中心で、感染した人の咳やくしゃみ、会話などで風疹ウイルスを含んだ飛沫を鼻や口から吸いこむことにより感染します。
風疹ウイルスに感染すると平均16から18日間ほどの潜伏期間を経て発症します。
15~30%に不顕性感染(抗体はできるが症状は現れない)があり、そういった方たちが気付かないうちに周囲に感染を広げてしまうことがあります。
風疹患者数は女性に比べて男性が3倍多く報告された年もあります。女性同様、男性も注意が必要な感染症です。

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3主な症状

風疹の主な症状は発疹です。赤い小さな発疹が全身に広がっていきます。38度前後の発熱、耳や首のリンパ節の腫れ、目の充血、咳、関節痛などが現れることがあります。
大人がかかると高熱が続き、発疹が長引くなど重症化することがあります。

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4風疹の治療

風疹ウイルスそのものに対して効果のある薬は今のところありません。医療機関では、症状に応じた薬が選択されます。
風疹の主な症状は、3~5日間ほど自宅で安静にすることで治るとされています。

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5先天性風疹症候群とは

最も注意したいのが妊婦への感染です。
妊娠20週ごろまでに妊婦が風疹ウイルスに感染すると胎児にも感染して、生まれてきた赤ちゃんが難聴・心疾患・白内障・緑内障・網膜症・低出生体重・精神や運動発達の遅れ・血小板減少性紫斑病などを引き起こすことがあります。先天性風疹症候群は命に関わることもあります。
過去の流行では、45人の赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断され、そのうち11人のお子さまが亡くなっています。

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6風疹の予防

風疹は、風疹ワクチンの接種で予防できます。1回の接種だけでは、20人に1人は抗体が出来ないと考えられているので2回の接種が勧められます。
2回接種する場合は1回目から最低1か月以上の間隔をあけてください。
ただし、妊娠中は予防接種を受けることができません。そのため妊娠・出産年齢の女性は子供のころの接種を含めて妊娠する前に合計2回の接種を受けておく必要があります。
接種後2か月間は妊娠しないようにしっかり避妊しておきましょう。
予防接種を受けたかどうかわからない方は医療機関で抗体検査を行てもらうことができます。
妊娠可能な年齢の女性は抗体の有無によっては予防接種を受けることが提唱されています。

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