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薬と健康のトピックス

vol.60 セルフメディケーション税制について

目次
01.セルフメディケーションとは?
02.セルフメディケーション税制とは?
03.セルフメディケーション税制を受けるための3つの条件
04.控除の対象となる一般用医薬品
05.申告を受けるために必要とされるレシート、領収書
06.おわりに

2017年1月1日から、特定の医薬品購入に対する新しい税制「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)」が始まりました。 どんな制度なのか、どうすれば税制優遇できるのかを紹介していこうと思います。

1セルフメディケーションとは?

セルフメディケーションとは、WHOの定義によれば「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」ということです。

つまり処方せんがなくても購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)を上手に利用しながら病気の予防や体調管理を行い、自分の健康を自分で守ることです。

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2セルフメディケーション税制とは?

1年間(1月1日〜12月31日)に自己負担した対象の一般用医薬品等の購入費が1万2千円を超えた時(上限8万8千円まで)、税務署に申告すると、その超えた分にかかっていた税金が戻ってくる制度です。

租税特別措置期間は平成29年1月1日から平成33年12月31日までです。

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3セルフメディケーション税制を受けるための3つの条件

この制度を利用するには3つの条件があります。

所得税、住民税を納めていること。
現行の医療費控除を受けていない方。
対象となる一年間に特定健康診査(メタボ健診)、予防接種、定期健康診断(事業主健診)、健康診査、がん検診のいずれかを受けていること。

以上の3つ全て満たすことが条件となります。

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4控除の対象となる一般用医薬品

医薬用医薬品から転用されたスイッチOTC医薬品(82成分)が対象で、アレルギー薬や水虫薬の一部も含まれているため、市販の薬で治療を続けている方にとっても利用しやすい制度となります。また、自分の購入費用だけではなく、生計を一にする家族や親族の合算で申告することができます。

購入しようとしている医薬品が対象かどうか分からない場合は薬局の職員に確認したり、ほとんどの商品にはロゴマークが印字されているので分かりやすくなっています。

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5申告を受けるために必要とされるレシート、領収書

所得控除を受ける為には、対象製品が表示されたレシート・領収書が必要になります。
証明書類には、(1)OTC医薬の製品名、(2)金額、(3)当該製品がセルフメディケーション税制対象のOTC医薬品である旨、(4)販売店名、(5)購入日が明記されていることが必要です。
ドラッグストアや薬局で市販薬を購入した際は、レシートや領収書を大切に保管しておきましょう。

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6おわりに

急速な高齢化が進む今日、国民医療費は今後も大きな増加が見込まれます。 医療需要の増大をできる限り抑えつつ、「国民の健康寿命が延伸する社会」を実現するために、セルフメディケーションを推進することが重要です。

そこで、2017年1月から新たに施行されたセルフメディケーション税制。
確定申告の前に自分や家族の健康に関わる医療費を見直してみるのも良いでしょう。

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