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薬と健康のトピックス

vol.48 頭痛

目次
01.頭痛とは
02.片頭痛
03.緊張型頭痛
04.群発頭痛
05.頭痛緩和の為の体操

1頭痛とは

頭痛頭痛は頭部や頭頸部、顔面に生じる痛みの総称です。基礎疾患のない頭痛と基礎疾患のある頭痛に分けられますが、今回は基礎疾患のない頭痛についてまとめてみました。基礎疾患のない頭痛の代表的な疾患は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3つがあります。

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2片頭痛

片頭痛は片側性の場合が多いですが、どの部位にも生じうる拍動性の痛みで、悪心や嘔吐、異様な眩しさを伴います。20~30%の方は前兆(異常な視覚や異常な感覚など)を経験して片頭痛が起こります。前兆は発症前に消失しますが、頭痛は数時間から数日継続します。

家族歴がみられ、男性よりも女性に多い疾患です。誘因としては月経、ホルモン変動、喫煙、ストレス、天候、ワインなどがあります。血小板由来のセロトニンが遊離して脳血管が収縮したのち、血管が拡張して血漿キニンやプロスタグランジンの増加が起こります。血管が拡張するとより頭痛が強くなります。

主な治療薬としては非ステロイド性鎮痛薬やトリプタン製剤(イミグラン、ゾーミッグなど)、抗うつ薬、抗てんかん薬(デパケン)、エルゴタミン製剤(クリアミンA、ジヒデルゴットなど)があります。

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3緊張型頭痛

日本でも約20~30%の有病率といわれ、最も多く認められる頭痛です。どちらかというと中高年に多い頭痛で、女性にも男性にもみられます。
首筋が張る、肩がこるなどの訴えとともに、頭痛は徐々に始まり、後頭部の鈍痛が多くみられます。患者さんによっては、痛みというよりも重い感じ、何かをかぶった感じと訴えることもあります。頭痛の強さは軽く、寝込むことはありません。頭痛は1週間~10日ほど続くことが多いのですが、時には1カ月のうち15日以上、ほとんど毎日頭痛が続くこともあります。
ストレスや不安、うつなどさまざまな因子が関係します。多くの場合は睡眠不足が続いたり、あるいは心配事が頭から離れなかったりするとひどくなります。

緊張型頭痛の応急対策として、ひと休みをする、遠くを見つめる、頸部や肩のマッサージをする、ストレッチを行う、鎮痛剤を服用する、蒸しタオルで首や肩を暖めるなどがあります。
薬物療法としては貼り薬や塗り薬(消炎鎮痛剤)、筋のコリをほぐす薬(ミオナール、テルネリンなど)、精神安定剤(デパス、セルシンなど)、軽い抗うつ薬が使われます。頭痛がとれないからと言って鎮痛剤を頻回飲むとかえって頭痛をこじらせてしまいます。月に10回以上鎮痛剤のお世話になる方は医師のもとで治療を受けた方が良いでしょう。

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4群発頭痛

群発頭痛は20~30歳代の男性に多いタイプの頭痛です。内頚動脈(目の後ろにある目を養う太い血管)が腫れて痛むためとされています。
三叉神経痛とも間違われやすい頭痛ですが、痛みの持続時間が群発頭痛は1時間程度と長く、三叉神経痛は三叉神経の痛みですが、群発頭痛は血管の痛みです。

症状としては眼、眉毛、こめかみの部分にえぐられるような強烈な痛みが生じます。痛みの持続は多くは1~2時間で頭痛側の目や鼻に、涙が出る、鼻が詰まる、鼻水がでるなどの症状を伴うことがあり、夜間や睡眠中に出現することが多いです。
誘因としてはストレスや睡眠不足、飲酒などが挙げられます。

群発頭痛の発作中の治療は、トリプタン製剤(イミグラン、ゾーミッグなど)が有効とされます。
予防としては、カルシウム拮抗薬(テラナス)、抗てんかん薬(デパケンなど)が有効な場合があります。

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5頭痛緩和の為の体操

根をつめ仕事をすると、体がこわばり、肩こり、頭痛の原因となります。これを解消
する為にはごく簡単な体操を1日に3回以上仕事の合間に行います。

頭痛体操は首や肩の筋肉をほぐし、筋肉の血行を良くし、筋肉の老廃物を排出させます。大切なことはこれを生活の習慣に取り入れることなのです。
肩こり体操と頭痛体操を併用すると一層効果的です。

1. 肩こり体操
  1. 胸を広げつつ、肩甲骨を背中の後ろにくっつけるような感じで、肘を曲げて腕を後ろにぐーっと持っていく。
  2. 気持ちがいい所で、しばらくそのまま止める。
  3. 次に力を抜いて、ふーっと息を吐きながら、ゆっくりと腕を戻す。
2. 頭痛体操

体操

  1. 肩を上げ下げ
  2. 首を前後、左右に屈曲
  3. 首を回転
  4. 手のひらで前頭部、側頭部、後頭部をマッサージ
  5. 最後にうなじを手刀でトントン
    (それぞれ5~10回繰り返して下さい)

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